子どもの中学受験や高校受験は、親にとっても一大イベント。無事、希望の学校へ入学できるように、子どもにはしっかり勉強に取り組んで欲しいものですよね。とはいえ、子どもは勉強が大嫌いな生き物。この中にも、我が子が家庭学習に取り組んでくれないと、頭を抱えている方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、子どもに家庭学習の習慣を身につけさせる3つの方法についてご紹介します。
作業興奮を利用する

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作業興奮とは、やる気を引き起こす脳の中のスイッチみたいなものです。
たとえば、ちょっとだけ掃除をしようとはじめたものの、気付いたらやる気が出てしまい、家全体をピカピカにしてしまった…なんてことがあると思います。
これも作業興奮によるもので、作業興奮の状態に入ってしまえば、集中して物事に取り組めるようになるのです。
作業興奮を利用して、子どもに家庭学習の習慣を身に付けさせるためには、最初から多くの課題を与えないことが大切です。最初から多くの課題を与えてしまうと、「こんなに沢山勉強しなくちゃならないの?」と、子どもが苦手意識を持ってしまうため、作業興奮が起こりにくくなります。
作業興奮を利用するためには、20分~30分程度の短時間で終わるような課題を与えてあげてください。頑張ればすぐ終わる量なら、子どもも勉強に意欲が湧きやすくなり、知らず知らずのうちに集中して勉強に取り組んでくれるはずです。
質よりも量を優先させる

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難しい問題が解けないと、子どもは自暴自棄になり、勉強へのやる気が段々となくなっていきます。その結果、勉強に苦手意識を持つようになり、家庭学習の習慣を身に付けさせるのも難しくなってきます。
そこで、家庭学習では、難易度の高い問題集ではなく、ドリルなどの量で知識を身につけていく問題集を用意しましょう。1日5ページといった風に量を決めれば、段々と子どもに家庭学習に取り組む習慣が身に付いてきます。量をこなせば、後から知識もちゃんとついてくるので、学力の低下を心配する必要もありません。
叱らない

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「勉強しなさい」「何でこんな問題が解けないの」という風に、子どもを叱っては逆効果です。
私たち大人がそうであるように、強制的に物事に取り組むように指示されても、気分は乗りませんよね。このため、子どもに家庭学習の習慣を身につけさせる際には、叱るのをやめましょう。
勉強をすることに対して褒める、おやつや夜食の差し入れでサポートする、勉強に集中できる部屋を用意してあげるなど、子どもが自ら家庭学習に取り組みたくなる環境づくりをしてあげるのがおすすめです。
いかがでしたでしょうか。
子どもが家庭学習に取り組んでくれないとお悩みの方は、是非今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。家庭学習に取り組む時間が増えれば、受験の合格率もアップしますよ。