妊娠中に飲んだ方だ良いとされる葉酸サプリ。葉酸という名前は知っているけれど効果はよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?葉酸は産まれてくる赤ちゃんのために必要な栄養素で、厚生労働省も妊婦さんの葉酸接種を推奨しています。葉酸を飲んだ方が良い理由などについて調べてみました!
そもそも「葉酸」ってなに?

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「葉酸」はビタミンB群に属する栄養素です。細胞の増殖・臓器の形成に不可欠で、母親の子宮内で赤ちゃんが大きく成長する妊娠初期に特に必要なものです。
葉酸を妊娠初期に摂取することで、赤ちゃんの先天性疾患である「二分脊椎」や「無脳症」と言った神経管閉鎖障害のリスクを大きく下げることができ、予防にもつながると言われています。
厚生労働省は、妊娠1ヶ月前と妊娠3ヶ月までは毎日400μg(0.4mg)摂取するように推奨しています。
なぜサプリが必要なの?

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妊娠時は、胎児の正常な成長の為に普段の2倍近く葉酸が必要になるので、しっかりと摂取しなければなりません。
葉酸はレバーやほうれん草を初めとした食品に含まれている栄養成分ですが、水溶性ビタミンなので成分が流出してしまい、体内に溶け込みにくいと言われています。
ちなみに『レバニラ炒め』で
・豚レバー50g(葉酸405μg)
・ニラ48g(葉酸40μg)
・もやし61g(葉酸20μg)
葉酸を465μg摂取することができますが、毎日食べるのは難しいですよね。
そこで利用したいのが葉酸サプリです。
サプリを飲んで葉酸を採るようにすれば、食品より吸収しやすい形状で摂取できるため、効率的に体内に留めておくことが可能になります。また、1日の容量を守ればよいだけなので「400μg」の計算が必要ないですよね!
安心して出産に臨むために、、、

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葉酸などの水溶性のビタミンは一度に多く摂取すると尿として排出されやすい性質をもっています。葉酸サプリ1日分を一度にまとめて摂取するとほとんど尿として排出されてしまうので、体内にしっかり吸収させる為に数回に分けて摂取するようにしましょう。
そのような性質から過剰摂取の心配がないと思われがちですが、食欲不振・吐き気・不眠症・むくみ・紅斑・かゆみ・呼吸障害・亜鉛の吸収率低下などの副作用の症状も報告されています。
厚生労働省は、過剰摂取量としては1000μg以上を設定しています。体に良いからと採り過ぎて体調不良になっては意味がありませんので、容量を正しく守ってくださいね。
いかがでしたか?
妊娠前から葉酸を摂取しておけば、いつ妊娠しても赤ちゃんに十分な量の葉酸を届けることができます。妊婦さんに限らず、妊娠を意識している女性は積極的に葉酸を採っておきたいですね!サプリメントを飲む場合はくれぐれも用法・用量をよく読んで正しく摂取してくださいね♪