ダイエットは、身体に様々な健康効果をもたらしてくれるものです。
でも、それは正しいダイエットのみに言えること。過度なダイエットをすると、身体に不調をきたしやすくなります。その不調のひとつとしてあげられるのが、むくみです。
今回は、過度なダイエットによって引き起こされるむくみについてご紹介します。
筋肉量の減少によって引き起こされるむくみ

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過度なダイエットを行うと、体脂肪だけでなく、筋肉量も低下してしまいます。筋肉には、血液や老廃物を流すためのポンプとなる重要な役割があります。その筋肉が減少すれば、血液や老廃物の流れが悪くなり、結果としてむくみを引き起こしてしまうのです。
特に、筋肉のポンプで下から上に血液や老廃物を流してあげなくてはならない脚は、最もむくみやすい場所。そのため、過度なダイエットをすると、脚に極度のむくみが生じるようになります。
低アルブミン症によって引き起こされるむくみ

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低アルブミン症とは、たんぱく質不足が原因で引き起こされる低タンパク血症の一種です。
私たちの血液を流れる総たんぱくの60%は、アルブミンです。食事制限による栄養失調で身体の中からたんぱく質の量が減ってしまうと、必然的にアルブミンの量も減ってしまうことになります。
アルブミンが減少すると、毛細血管の水分への働きが悪くなって、膠質浸透圧(こうしつしんとうあつ)が低下します。
結果、細胞に余分な水分が流れ込んでしまう事態となり、むくみを引き起こします。
過度なダイエットによるむくみの予防・改善方法

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上記のむくみを予防・改善するためには、ダイエット中でも、筋肉の材料となるたんぱく質をしっかり摂取することが重要です。そして、極端な食事制限は控え、バランスの良い食事を心掛けるようにしてください。置き換えダイエットをしている方の場合には、置き換えている食品で摂取できない栄養素をサプリメントで補いましょう。
また、むくみを予防・改善するためには、筋トレや短距離走といった無酸素運動を行うのもおすすめです。効率良く筋肉量を向上させることができ、むくみの原因である水分や老廃物の排出を促すことができます。
いかがでしたでしょうか。
いくらダイエットが成功しても、むくみが起こってしまっては意味がありません。過度なダイエットを実践しているという方は、健康的なダイエットができるように内容の改善を図りましょう。