日本人の死亡原因の第一位は男女ともに「癌」です。ストレス・遺伝・喫煙・食生活など様々な原因が考えられますが、では、規則正しい健やかな暮らしをしている人は絶対癌にならないかと言えば、そうではない様に思いませんか?癌の恐怖に負けないために・・・定期的に癌健診を受けることがおすすめです。
女性特有の3つの癌に注意!

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癌には様々な種類がありますが、女性が特に気を付けたいのが乳癌・子宮癌(子宮体癌・子宮頸癌)・卵巣癌の3つです。
乳癌や子宮体癌を発生させるものには、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が深く関わっていること、子宮頸癌はウイルスの感染によるということがわかっているそうです。
初期症状は??

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癌の代表的な初期症状として、次のようなことが挙げられます。
・乳癌
乳房にしこりや異物感を感じる・手を挙げた時に乳房にひきつれを感じるなどの初期症状がみられます。
乳癌は乳房にできる癌で、現在、罹患する日本人女性は12人に1人といわれています。
・子宮癌
子宮の内側の膜にできる癌を「子宮体癌」、子宮頸部にできる癌を「子宮頸癌」といいます。
初期症状として、月経時以外に出血する不正出血・排尿時困難・性交時の痛み・骨盤の痛みなどがあげられます。
・卵巣癌
腹部の痛み・膨満感・頻尿などの症状が現れますが、卵巣癌でなくても起こる症状なので初期症状だと気がつきにくいそうです。
原因は卵胞ホルモンの過剰分泌と言われていますが、現在でもはっきりとした事は分かっていません。
癌検診を受けよう!

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子宮頸癌は初期の頃は自覚症状がほとんどない場合が多く、発見が遅れることが多いそうです。
また、卵巣癌は自覚症状を伴わない状態で癌が進行していくので、はっきりと体の異変を感じる頃にはかなり悪化しているという事もあるのだそうです。体質的に生理不順だという方は、不正出血に気づきにくいという事も考えられますので、やはり検査を受けることはとても重要ですよね。
癌の検査は次の様に行われます。
- ・乳癌検査・・・視触診・マンモグラフィーやエコーなどの画像診断が行われます。
- ・子宮癌検査・・・膣から器具を挿入しブラシで細胞をこすりとり、癌細胞でないかを調べる検査が行われます。
- ・卵巣癌検査・・・血液検査・CT・MRI検査が行われ、もし卵巣癌にかかっていると血液中の腫瘍マーカーが高値となって現れます。
いかがでしたか?
若い女性でも、年配の女性でも、癌になる可能性はあります。
早期発見ができればどのような種類の癌であっても治る確率が高くなりますので、定期健診を受けることを心がけてくださいね!