この中には、食品添加物の点から、加工食品の購入を躊躇している方も多いのではないでしょうか。そんな方に知っておいて欲しいのが、食品添加物のキャリーオーバーについてです。今回は、加工食品とより安全に付き合っていくために知っておくべき、食品添加物のキャリーオーバーについてご紹介しましょう。
そもそも加工食品とは?

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加工食品とは、食品の品質保存や有効利用、安定供給を目的に、様々な加工や処理が施された食品のことをいいます。
加工食品の種類は幅広く、主な加工食品としては、以下があげられます。
- ・かまぼこなどの水産練り商品
- ・ハムなどの肉加工品
- ・ヨーグルトなどの乳加工品
- ・フルーツミックスなどの果実加工品
- ・レトルトカレーなどのレトルト食品
- ・カップラーメンなどのインスタント食品
- ・味の素などの調味料
- ・菓子類
- ・冷凍食品
- ・缶詰
加工食品の食べ過ぎに注意

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近年では、栄養がコントロールされており、色や香り、味なども一段と優れている加工食品も増えてきました。価格も安価なので、一般的な食材を購入するよりも、お財布に優しいのも魅力です。
しかし、加工食品ばかり食べていると、エネルギーや脂質、塩分などの過剰摂取につながりやすく、健康に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
また、加工食品には食品添加物が含まれており、この食品添加物も健康上、注意しなくてはなりません。
食品添加物のキャリーオーバーって?

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加工食品に含まれる食品添加物は、身体にとってあまり良いものではありません。
そのため、加工食品を購入する際には、商品に記されている表示でどんな食品添加物がどれくらい含まれているかを確認される方もいると思います。
しかし、食品添加物にはキャリーオーバーというものがあります。
食品添加物のキャリーオーバーとは、加工食品の製造過程において、原料自体に使用されている添加物がそのまま残ってしまうことです。そして、キャリーオーバーとして見なされる食品添加物は、加工食品へ表示する義務がないのが特徴です。
つまり、市販の加工食品には、商品に表示されていない添加物が入っていることもあり得るのです。
このため、加工食品を購入する際には、表示されていない食品添加物が含まれている可能性もあるということをしっかり踏まえておく必要があります。
重度のアレルギーがある方の場合、キャリーオーバーに値する少量の食品添加物でもアレルギー症状を引き起こしてしまうこともあるので、注意してください。
いかがでしたでしょうか。
食品添加物のキャリーオーバーのことを知っておけば、より安全に加工食品と付き合えるようになるでしょう。今回の内容を参考に、安全・安心な食品選びをしてくださいね。