不動産投資を行えば、何もせずとも家賃収入を得続けることができます。しかし、それは成功したらの話。入居者が決まらなかったり、家賃収入よりもローンの返済額のほうが上回る形になってしまえば、結果的に損をしてしまうことに…。そこで今回は、不動産投資でありがちな失敗事例を3つご紹介しましょう。
1.入居者が決まらない

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不動産投資初心者は、新築のマンションで部屋が広く家賃が安い物件へ飛びついてしまう傾向があります。
たしかに魅力的な物件ではありますが、いくら家賃が安くて部屋が充実していても、駅から遠かったり、近隣にスーパーがなかったりすれば、入居を躊躇する方も多いのです。その結果、契約したものの入居者がいつまでたっても決まらず、ただローンや管理費を払い続けるだけの日々が続いてしまうことになります。
不動産投資で物件を決める際には、土地環境やその土地にどういう人が住んでいるかなどを予めマーケティングする必要があります。
2.入居者がすぐに出ていってしまう

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たとえば、駅から徒歩数分で見た目もきれいな物件を勧められ、簡単に契約したとします。駅から徒歩数分、見た目もきれいということもあって、入居者は比較的決まりやすいといえます。
しかし、ここからが問題です。入居者が決まっても、すぐに出ていかれてしまっては、安定した家賃収入が見込めないのです。
また、入居者が退去すれば、新しい入居者を迎えるために、リフォーム費用が掛ってしまいます。空室保証で契約していればまだしも、一般管理で契約している場合には、ただ支出が増えるだけになってしまいます。
不動産投資をする際には、入居者が決まるかどうかということだけでなく、入居者が定住しやすいかどうかもしっかり考えた上で物件選びをしましょう。
3.ファミリータイプのマンションを購入

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ワンルームマンションよりも家賃が高いからといって、ファミリータイプのマンションに不動産投資する方も多いといいます。たしかに、ファミリータイプのマンションのほうがワンルームマンションよりも家賃は高くなります。
しかし、それは家賃だけの話です。
ファミリータイプのマンションはワンルームマンションより購入価格が高くなるため、その分、返済していくローンの額も高くなります。つまり、一時的に得る家賃の額は高くても、将来的には損をしてしまうことになりかねないのです。
不動産投資をする際には、目先の利益だけを考えず、将来的な収益を考えた上で物件を選んでいきましょう。
いかがでしたか?
簡単な気持ちで不動産投資を行うと、後々後悔することになりかねません。不動産投資を行う際は、今回の失敗事例を参考に、慎重な物件選びをしましょう。