この中には、不動産投資で家賃収入を得ているという方もいらっしゃると思います。家賃収入を得た場合には確定申告を行い、税金を支払わなくてはなりません。確定申告というと難しいイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、その心配は無用です。家賃収入の確定申告のやり方に不安があるという方は、是非今回ご紹介する4行程を参考にしてみてください。
①必要書類の準備

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まずは、下の書類を準備しましょう。
- ・確定申告書B(インターネットでダウンロード可能)
- ・不動産所得用の所得税青色申告決算書(インターネットでダウンロード可能)
- ・源泉徴収票(勤務先で取得してください)
- ・不動産売買契約書(不動産会社から取得してください)
- ・受渡清算書(不動産会社から取得してください)
- ・譲渡対価証明書(不動産会社から取得してください)
- ・管理費用や修繕積立費用に関する書面(通帳が替わりになります)
- ・家賃送金明細書(不動産会社から取得してください)
- ・投資用ローンの明細書(ローン会社から取得してください)
- ・不動産取得税納付書(地域の自治体の窓口で取得してください)
②確定申告書Bと不動産所得用の所得税青色申告決算書を記入

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不動産所得用の所得税青色申告決算書に、この1年で家賃収入によってどれくらいの収入を得たのか、どれくらいの支出があったのかを書き込んでいきます。
この際、前項で準備した書類を参考にしてください。
まず、送金明細書を参考に、家賃収入、礼金収入、その他の収入を書き込んでいきます。
次に管理費や修繕積立、管理代行手数料や減価償却費などの維持管理に関する支出も書き込んでいきます。
エアコンや給湯器、室内のリフォーム費なども支出として計上できるので、書き込んでください。
不動産ローンを組んでいる場合は、利息分のみ支出として計上できます。
書き終わったら、所得税青色申告決算書と源泉徴収票の内容をもとに、確定申告書Bにも収入・支出に関する金額を記入していきましょう。
③税務署に提出

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作成した確定申告書類と源泉徴収票の原本を持って、税務署へ行きます。
時間がない場合には、郵送でも受け付けてもらえます。
なお、2017年の確定申告の時期は、2月16日~3月15日までとなっているので、この期間内に提出するようにしてください。
④税金を納める

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税務署に提出した後は、税務署によって提示された税金の額を郵便局や銀行から支払うだけでOKです。
赤字であると判断された場合には、税金の還付を受けることも可能です。告知された後、2~3ヶ月で指定口座に余分な税金が振り込まれます。
いかがでしたか?
一見難しそうな確定申告ですが、今回ご紹介した行程に従えば、意外と簡単です。家賃収入を得ているという方は、是非参考にしてくださいね。