犬や猫といったペットにペットフードを与えるときは、そのペットの成長時期に合わせた与え方をする必要があります。私たち人間が赤ちゃんの頃に離乳食を食べたりするように、ペットにも年齢に適した食事法が存在するのです。そこで今回は、成長時期に合わせたペットフードの与え方についてご紹介しましょう。
成長期

出典:we♡it
成長期とは、犬や猫において、生後3カ月~4ヶ月頃の時期のことをいいます。
成長期は、健康な身体に育つかどうかを左右する重要な時期です。骨や筋肉がぐんぐん成長し、身体の中にある内臓も大きくなっていきます。そのため、短期間で大きな身体の変化がみられるのが特徴です。
この時期の犬や猫には、たくさんのエネルギーが必要になるものの、口が小さく、消化機能も発達し切れていないため、一度に大量の餌を与えるのは厳禁です。
4ヶ月頃までは1日3回、4ヶ月~12ヶ月頃になったら1日2回に餌の回数を減らしていくなどして、ペットの身体の発達に合わせた餌の与え方をする必要があります。
成犬・成猫期

出典:we♡it
身体の中も外も十分な成長を遂げたら、成犬・成猫期になります。
この時期は、犬・猫共に運動量が多くなるため、成長期よりも多くのエネルギーを必要とします。とはいえ、性格によっては、家の中でじっとするタイプのおとなしいペットもいるので、自分のペットの性格や1日の運動量を見ながら、餌の量を考えるようにしましょう。
例えば、1日の運動量が多いペットに与える餌が少ないと、栄養失調の原因になります。反対に、1日の運動量が少なめの大人しいペットに与える餌が多過ぎると、肥満の原因になります。
老齢期

出典:we♡it
7歳以降になると、老齢期に入ります。
それまでのペットフードでも食事の仕方が変わらないようであれば問題ありませんが、中には内臓の機能が低下しはじめる子もいて、食欲の低下や体重の減少がみられることもあります。
そういった場合には、ペットフードを老犬・老猫用のものに変えてあげたり、比較的柔らかくて食べやすい缶詰やふやかしたドライフードを餌として与えたりするようにしてください。
いかがでしたでしょうか。
大切なペットの犬や猫の健康は、飼い主さんのペットフードの与え方でも左右されるものです。
ペットが成長した際には今回ご紹介した内容をもとに、成長時期に合わせたペットフードの与え方をしてあげてくださいね。