「髪を染めたいけど、カラーリングによるダメージが気になる…」そんな方におすすめなのが、ヘナクリームです。ヘナクリームは、普通ノカラーリング剤よりも髪に低刺激とされており、カラーリングによるダメージを抑えることができます。そこで今回は、ヘナクリームの特徴や効果についてご紹介していきます。
ヘナクリームとは

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ヘナクリームとは、ヘナという植物を成分とするカラーリング剤のことです。
ヘナはアジアやアフリカに自生している植物で、葉を粉末化したものを水に溶かしてヘナクリームにしたものが、古くから染料として利用されてきました。
髪に使うカラーリング剤のほか、タトゥーの塗料としても利用されています。
ヘナクリームで髪が染まる仕組み

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ヘナクリームに含まれるローソンという色素にはたんぱく質にくっつく性質があります。髪の主成分はたんぱく質であるため、ヘナを髪に塗るとローソンの色素が髪に付着します。こういった仕組みによって、ヘナクリームを使えば髪を染めることができるのです。
一般的なカラーリング剤との違い

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一般的なカラーリング剤にはアンモニアなどのアルカリ剤が含まれており、髪にダメージを与えてしまいます。さらに、ジアミン系の酸化物も含まれていることからアレルギー反応を引き起こす可能性もあり、皮膚の弱い方の場合、かぶれや湿疹ができることがあります。
そんな一般的なカラーリング剤に対して、ヘナクリームは植物生まれの染料です。天然成分だけで髪を染めていくので、髪はもちろん、皮膚にもダメージを与えることなく、髪を染めることができます。
ヘナクリームの注意点

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髪を染めるのに時間が掛かる
一般的なカラーリング剤の場合、髪に成分を早く浸透させるための化学物質が含まれています。
しかし、天然成分のみで髪を染めていくヘナクリームには、そういった化学物質が含まれていないため、髪に色を入れるためには1時間~2時間もの時間が掛ってしまうといいます。
赤・オレンジ系の色に染まる
ヘナクリームの色素であるローソンは、オレンジ色をしています。
そのため、白髪やハイトーンの髪を染めた場合、赤やオレンジ掛かった仕上がりになってしまいます。
黒髪は染められない
前項でも御紹介したように、ヘナクリームの色素はオレンジ色です。
オレンジ色の色素を髪にくっつけて髪を染めていくため、黒い髪に塗っても色が目立たず、髪が染まりません。
いかがでしたでしょうか。
髪や肌に優しいヘナクリームですが、ヘナクリームを使っての毛染めには注意点もあることを知っておいてくださいね。注意点を理解した上で使用すれば、有害性もなく低刺激な染料なので、美しい髪を維持しながらカラーリングが楽しめるはずです。